2005年10月25日
懐かしい顔 <p>
今日、突然 ある女性がモトサルゴに来てくれた。
カトちんが現役の頃、ヘルパーとして手伝ってもらった人物。
電話の声を聞いたとたん、名前を聞かなくても判ってしまった。
10年近く会っていなかったのに、
ついこの間まで一緒にいたような気持ちになる。
嬉しかった。
誰にでもあると思うけど、無我夢中でやっていた事
その頃の話で盛り上がった。
筑波に行った時、SUGOに行った時、
あんなことあったなー...こんな事あったなー...
当時の選手権のヘルパーをやっていた人と話をできるのは
今では、ほとんど無いから本当に懐かしい。
でも、よくやっていたと思う。
ヘルパーという仕事、当時はプライベーターが多くて
支給してもらえる物品と、スポンサーさんの支援
そして、自己資金の少ない予算で年間11戦~12戦を転戦していた。
ヘルパーは、サインボード出したり、受付に行ったり、車検に荷物持っていったり、バイクを磨いたり、バイク押したり、装具をキレイにしたり、洗濯したり、掃除したり、買物行ったり、ライダーさんやメカさんにお茶を出したり、ご飯作ったり、朝一番に起きてみんなを起こしに行ったり、リザルト取りに行ったり、マッサージもしてたな....。
言い出すときりが無い用事がいっぱいあって
無我夢中でタイムスケジュールに合わせながら
仕事をこなしていくわけですが、結構怒られる事も多かった。
私の場合は、烈火のごとく叱られた。
私は、「でもな...」とよく反論した物ですが
今日、来てくれた「かおるさん」は従順にも
反論せず、カトちんの言うことに対して
自分にも非があったと思った...と言ってた。ヘルパーの鏡だ!
「でもな...」と言っていた私は、カトちんに最終的に
「でもな」って言うな!! 爆
とブチ切れられた。
カトちん曰く、「そう言えば、でもな...って言わん様になったな」と...
そういえば、そうかな~。 でも、カトちんも相当「まるく」なったよ!
大変だったのはヘルパーだけでなく、メカもライダーも同じ。(いや、もっと大変だったろう)
「目が三角」というのも、この時
人間の目ってホントに三角になるんだ...
と思った。
人間、真剣(?)になるとビックリするほど三角な目になる。
腫れ物に触るような気持ちで、声を掛けられない時もままあった。
怒られたり、泣いたり、笑ったり、楽しんだり
コンチクショーって悔しがったり、大喜びしたり
外から見る華やかさではなく、無我夢中の世界がパドックで展開されていた。
同じ事を理想として、それを実現させる為に
やってたんですよねー。
あれから、十数年...。
今はそれぞれの道を歩いていますが
今日は、熱く生きた当時の事を思い出ながらのお話で
懐かしいやら嬉しいやら、そんな余韻が流れる一日でした。
大事な時間をさいて来てくれた「かおるさん」に感謝。
投稿者 kato : 2005年10月25日 23:59