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2006年03月11日
クルクル <p>
先日、カトちんがリムの組込みをやっていたので
作業を覗いてみた。
今まで何度も目にしてきた光景だけど
いつも気にかかる作業です。
リムにスポークを組んでバランスをとっていく。
ホイールバランサーでクルクル廻してスポークを締めなおし
バランスを取り、車体に取付けてまたクルクル…
クルクル廻して、じっと見る。
狂っている所を確認してスポークを締める。
またクルクル廻す。 じっと見る。
また、直す。
そして、タイヤをつけてまたクルクル…
何度も何度もクルクルするのは、
バランスの微妙な狂いがハンドルのブレとなって
出てくる事があるから、この作業で乗り味が
「いいものになる」「悪いものになる」かが
かかっているともいえるのかもしれない。
キャストホイールのように
製品でバランスの精度が保たれているのではなく
リムとスポークで精度を出さなければいけない。
タイヤをつけた後はキャストホイールは外的に
ウエイト(ホイールに付いてるでしょ。鉛のウエイト)
をつけてバランスを保たせるけど、スポークホイールの
場合はスポークも調整の対象だから3工程はクルクル
させている。
根気のいる作業です。
「まあ、これでいいや」というのは無しです。
「これでよし!」と思って試乗して狂いがないことを
確認してこの作業は終了。
バランスを取って走るのがバイクですからね。
これも大切なことのひとつです。
乗り続けてバランスが崩てくることもあると思いますから、
たまにはスポークのチェックもしてあげてくださいね。
投稿者 kato : 2006年03月11日 22:38