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2008年01月22日
グランプリサーカス <p>
モータースポーツが好きな人なら、この言葉聞いた事があると思います。
『グランプリサーカス』
プロのレースというのは、観戦するのに料金がかかることから興行と捉えられたのか
各地を転戦する興行一座という例えからこう呼ばれるようになったそうです。
全日本ロードレース選手権の中でお手伝いをしていた16~17年前
全盛期とも呼べる良い時代に全日本選手権に関わらせていただきましたが
当時の私は興行という感覚を少し持ちつつ、
モータースポーツと呼ばれるスポーツ(競技)をしていると思っていました。
今は、スポーツ(競技)というくくりだけでは難しい・・・と
客観的に見るようになってしまいましたが
当時は渦巻きの渦がごとく、
外から見える自分の姿が見えていなかったかもしれません。
1992年に鈴鹿8耐のお手伝いをした頃から
自分のポジションが少しづつ見えてきたような気持ちになっていきました。
自分ひとりは「蟻んこ」みたいに小さい存在なのだけど
エライ大きなビジネスシーンの中に関わっているんだと思った記憶があります。
でも、そこは当時も変わらず天然ボケの私。
ある日、カトちんに言いました。
よく グランプリサーカス って言うけどホントですね。
金網で囲われた中で危険な見世物してる・・・
サーカスの猛獣使いと一緒みたいなモンですよね。
「あのなぁ~(爆)」
とカトちんに突っ込まれたのは言うまでもありません。
その時、グランプリサーカスと呼ばれる意味を教えてもらいました。
当時は、周りに世界選手権に参戦しようとしている
プライベートチームも結構あったし、チームの運営のあり方も
少し垣間見たような感もあります。
世界選手権ともなれば、ビッグマネーが動くビジネスでもあると思うので
バイクを速く走らせるという前提の基に、プロモーションやマネージメント
様々な事をやっていかなければならないはずです。
気持ちの熱さだけでは、通用しないのかも・・・と現実をみた感もありました。
その頃、「プロ」と呼ばれる仕事のあり方を教えられたような気がします。
「気持ちの熱さ」を維持しながら、
世の中を巻き込んで渦巻きを大きくしていった
全盛期を作られた方々・・・ホント尊敬します。
・・・今はね、グランプリサーカスの意味もわかって
よかった、よかった (;^_^A
天然ボケは、きっと変わらずこの先も・・・
目指すは、中村玉緒さん?!
投稿者 kato : 2008年01月22日 22:51