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2008年12月11日
思い出話 <p>
昨日の定休日は、久しぶりに休みらしいお休みをいただきました。
と言っても、カトちんは何やら仕事関係のお出かけで
休みらしかったのはワタシだけでしたが、休息~って感じでした(笑)
数ヶ月前からほぼ毎週水曜日は
教習所通いだったので、片付けようと思っていたものも片付かずで…。
前倒しで、大掃除の序盤戦開始 A^^;
お仕事の事もいい感じに頭から消えて、
ちょっとリフレッシュしました。
大掃除をしながら流していたビデオの話題で
カトちんが現役時代の思い出深いレースを思い出した。
1992年全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦 菅生大会
IA GP250クラスの決勝
当時は、バイクブームとも言って良い時期で
観戦に来て下さったお客さんもかなり多かった頃です。
当時のロードレース選手権を知る方は
IA GP250クラスの岡田・原田 両選手の激闘をご存知かと思います。
この年のR3 菅生大会 決勝は岡田・原田選手の一騎打ち
上の画像のリザルトを見ていただいてわかると思いますが0.002秒差で
岡田選手が優勝したというレースでした。
カトちんも同じレースを走っていたので
当時カトちんのヘルパーのワタシは、
プラットホーム(サインボードを出す場所)で
レース展開を見る事になったワケです。
このレース、覚えている方もいらっしゃるかと思いますが
原田選手が優勝かと思わせるレース展開のラストラップ、
10%勾配を登りきったダンロップブリッジを通り過ぎた辺りから
岡田選手が原田選手のスリップに入り
そして並びかけゴールライン間際でかわすというビックリなレースでした。
原田選手も優勝でチェッカーと思っていたのでしょう。
ゴールライン間際でガッツポーズをしそうになって
横から並んだ岡田選手に気付き
「さっ」とガッツポーズを下げたというくらいの
岡田選手の最後の追い上げは驚くべきものでありました。
レース展開だけでも思い出深い内容なのですが
ワタシには、そのとき グランドスタンドから湧き上がった歓声が忘れられない。
プラットホームに立っていた私には
10%勾配の方から聞こえてくるゴォォォーという音が
何かはじめはわからなかった。
何の音???
その数秒後に観客の歓声だと気付いたのですが
「ワァー」とか「おぉー」とか「キャー」とかが入り混じった
たくさんの人の声が岡田選手と原田選手のバイクが通過する
スピードと同じようなスピードで波のようにこちらに移動してくるのがわかった。
人がやる事を見て、人が驚く感情がひとりひとりの声となり
音の塊になってバイクの速度と合わせたように移動していく。
人がレースで心揺り動かされるのだと
実感で感じられたことは今でも貴重な経験だと思っています。
ああいう歓声を実感として聞けたのは
あのときだけですね。。。
その後にあった、鈴鹿での岡田・原田選手の同着優勝の時も
きっと同じような歓声が沸きあがったのでしょうが
そのレースは、カトちんのマシンのエンジンが焼き付きレースを途中で離脱。
同着優勝は現場で見ていません A^^;
本日は、昨日思い出した思い出話でした~。ちゃんちゃん
投稿者 kato : 2008年12月11日 20:10