1992年 セミワークスライダー
この年になると、250ccクラスは益々激戦となり、原田・岡田の同着優勝という熾烈なレース展開が繰り広げられる。
その中、開幕戦より「RS250-Rスペシャルマシン」で挑むことになった。
19歳からレースをはじめて9年目、ベテランと呼ばれるようになっていた。
マシンはJha Racingにお願いしてメンテナンスを頼むことになった。
前半戦スペシャルマシンにてこずったが完走したレースでは結果が出た。
ライダーとしてはJha Racingのお陰で全力を尽くせる状況にいた。
250ccクラスの後半戦では、
HRCからRS250’93モデルの先行マシンのテストライダーとして抜擢され、
実戦でセミワークス体制で走ることになる。
テスト走行・レース・仕事・トレーニングでかなりハードなライフワークとなった。
バイクを手渡されてから2週間後に鈴鹿でレースがあり、
そこで成績を残さなければという重圧とあせり、先行マシンでの実戦開発の難しさを知る。
⇒ 次を読む