私がレースに出場していた頃(1984年~1992年頃)はサーキットとは、
ライセンスを取得している限られた『レースのプロ』だけが走れる場所でした。
『レースのプロ』
というのは、レースでお金をもらっている人達の事だけを言うのではなく、
【レースに真剣に取り組んでいる集団・競技集団】
と言ってもいいと思う。
こういった人達が集まる競技場の役割が主なものでした。
しかし、
時代は流れ、バブルがはじけ、レースブームが去り『レースのプロ』達の数は減少の一途。
サーキットや2輪レースの協会である
「MFJ(財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会)」が
誰でもサーキットを走れる環境作りをしてきた。
別に批判をするわけではないが、
私の時代は「走行会」なんか「MFJライセンス」を持っている人限定の走行会しかなかった。
それ程サーキットは【ルール】や【リスク】を伴う物であると思っている。
P助が初めて走行会をお手伝いした時、彼女はバイクというものに接してきたのが
レースしかなかった為(公道市販車の種類も知らない状態)か
『サーキットを素人さん(これはあくまでも競技者でないということです)が走る?!
この場所は、競技場でスピードが出るように設計されてるのに
普通の人が走る!信じられん!』
と思ったそうです。
確かに一理あると思うのですが、
現在 各メーカーが販売しているバイクはどんどん性能が上がり
馬力も200馬力近く(私が乗っていたRC30は135馬力の175kgでした。)
160kg台のものもあります。
そんなバイク街中で必要? 私でも街中では持て余します(笑)
だったら、街中で無理にそんなバイクを走らすより、
少しでもそのバイクの特性を体感してもらう為にサーキットを走るのはいい場かも?
(安全面からも)と思ったりします。
速く走れば、またスピードを出せば出す程周りの皆さんは賞賛してくれます。
しかし!!!
ルールが守れなければ、あなたは【走行会のプロ】にはなれません。
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